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緊急内視鏡検査(当日の内視鏡検査)

緊急内視鏡検査とは?

緊急性があり受診当日に内視鏡検査を行う事を、『緊急内視鏡検査』と呼びます。
緊急内視鏡検査を行うためには、相応の設備とマンパワーが必要であり、どの医療機関でも行える訳ではありません。
当院では場合により緊急内視鏡検査を行っていますが、想定される疾患によってはクリニックレベルでは対応ができず、入院施設を持つ総合病院での診療が必要と判断される場合もあります。

この項目では緊急内視鏡検査が必要な疾患や当院での診療について解説をさせて頂きます。

※大腸カメラの場合、前日・当日朝の前処置が必要であり、当日大腸カメラ施行はクリニックレベルでは極めて難しいです。
状況により検討できることもあるため、希望がある場合には当日朝一番(8:30~)でご連絡下さい。

緊急内視鏡検査が必要な症状

クリニックレベルで緊急内視鏡が可能な疾患は残念ながら限られてしまいます。
例えば、『大量に吐血している』という場合には、病気にもよりますがほとんどが内視鏡治療とともにその後の入院が必要となり、当院では対応できないからです。

当院で対応できる症状

  • 少量の血便
  • 血圧低下を伴わない少量の黒色便(黒い色の便)・吐血
  • 鯖(さば)を食べた後の腹痛~アニサキス疑い~

少量の血便は当院にて対応が可能ですが、通常緊急大腸カメラの適応とはなりません。
ですが、『少量の血便とはどの位の事なのか?』『本当に早めに大腸カメラを行わなくても大丈夫なのか?』と不安になる事もあると思います。
そのような際は是非一度受診頂き、診察を行った上で大腸カメラの日程をご相談させて下さい。

血圧低下を伴わない少量の黒色便・吐血も、大抵の場合緊急胃カメラまでは行わなくても問題ありません。
ただし、当院の胃カメラに関しては、当日の状況にもよりますが、当日緊急内視鏡検査が可能な事が多いです。
当日胃カメラが必要かどうか不安であれば、朝食を抜いた状態で一度当院までご連絡頂けますと幸いです。

アニサキスを疑うような患者様は、最も当日内視鏡検査の適応となる事が多いです。
検査の枠が空いていれば積極的に受け入れますので、当院までご連絡下さい。

アニサキスについて詳しくはこちら

当院では対応できない症状

  • 大量の血便
  • 血圧低下を伴うような大量の黒色便・吐血
  • 大腸癌による腸閉塞
  • 異物誤飲

大量の血便の場合、頻度としては憩室出血が多いです。
憩室出血は出血量にもよりますが入院となる事が多い疾患であり、入院施設を持つ総合病院での診察が必要です。

血圧低下を伴うような大量の黒色便・吐血も、入院になる事がほとんどであり、内視鏡処置としてもクリニックには常備していないような特別な器具が必要となります。

大腸癌による腸閉塞が生じた場合には、緊急で大腸内視鏡によるステント留置術が行われることがあります。その後も入院は必須となります。

異物誤飲した場合、小さいものであれば当院でも摘出が可能なことがありますが、大きなものであれば特殊な器具を用いて異物を摘出することがあり、当院では施行が困難です。

血便緊急外来

血便がみられる患者様に対する外来です。
患者様の緊急度に応じて当日の内視鏡検査の必要性などを判断し対応させていただきます。

血便緊急外来の流れ

1
まずは電話にて状況をスタッフにお伝えください。
血便量が多い場合には、入院施設のある総合病院をご紹介させて頂く場合もございます。

 

2
来院
問診:血便の量、血便が出た時の状況、腹痛の有無、発熱の有無などを聞き取ります。
診察:Vital sign(血圧や脈拍など)を測定します。
直腸診:お尻の診察を行い、血便の量を推定します。

 

3
方針の決定
診察内容より緊急性を判断します。
緊急性が高い場合には、提携の総合病院をご紹介させていただきます。
緊急性が低い場合、時間が許せば当院での内視鏡検査を行う可能性があります。
緊急性が低く時間が取れない場合には、後日(数日内)の内視鏡検査を予約させていただきます。

アニサキス外来

アニサキスを疑う腹痛の患者様は、クリニックレベルでは最も緊急内視鏡を行う頻度が高い患者様です。

アニサキス外来の流れ

1
まずはお電話で、当日の内視鏡が可能かお問い合わせください。
例えば午後5時頃にご連絡を頂いても、時間の都合上お受けする事は困難です。

 

2
来院後
問診:原因となる食事摂取の有無やタイミングなどを伺います。
診察:Vital signの測定や腹部診察などにより、重症度を判断します。

 

3
方針の決定
経過よりアニサキスが疑われれば、当日内視鏡検査を実施致します。
予約検査の間に行いますので、少しお待ち頂く可能性があります。
内視鏡検査実施後は、アニサキスがいれば除去して検査終了となります。
※緊急内視鏡でも鎮静剤の使用は可能ですので希望があればお伝えください。

 

その他当日内視鏡検査を行ないたい方

『上記には当てはまらないけれど、不安だから当日内視鏡検査を受けたい』という希望がある患者様がいらっしゃいます。
結論から申し上げますと、

胃カメラは、よほど当日の検査が埋まっていなければ可能な事が多い。

大腸カメラは、基本的には難しいが、場合により考慮。当日できなくても数日以内に予約。

というのが、当院の現状です。
その日の状況により、どうしても応需できない事もありますので、当日内視鏡検査をもしご希望されるようであれば予めご連絡を頂けますと幸いです。

 

当日の緊急内視鏡検査についてご希望の場合、当院まで電話にてご連絡下さい。

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