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大腸カメラ検査にかかる時間はどれくらい?鎮静剤有無による違いも紹介

大腸カメラを行うと丸一日かかるの?と考えている方も多いと思います。

当院の場合、大腸カメラ検査当日にかかる時間は6~7時間程度となっております。

ただし、大腸カメラ検査の場合、大腸カメラ前に外来受診が必須であり、また検査当日ポリープを切除した場合には、結果説明の外来受診が必要となります。

以下では、大腸カメラ検査を行う際の流れと検査当日のそれぞれの所要時間について説明します。

【結論】大腸カメラ検査当日にかかる時間は6~7時間程度

・腸管洗浄剤内服開始~検査開始まで5~6時間程度

・来院して検査開始~帰宅まで30分~1時間程度

目次

大腸カメラ前の事前説明外来(所要時間:15~30分)

外来にて大腸カメラの予約をします。

糖尿病薬や血をサラサラにするお薬を内服中の患者様は、お薬の休薬が必要となる事があります。

それらの事を踏まえ、問診を行い、同意書の記載をお願いしています。

また大腸カメラの場合には下剤の内服方法の説明も必須となりますので、予約時外来の際に十分な説明をさせて頂きます。

所要時間の観点からしますと、外来待ち時間はどうしても患者様受診の波があり、すぐに呼べる場合もあればある程度診察室に入るまでに時間がかかる場合もございます。

外来の内容としては、大腸カメラ前の説明だけであれば10分程度の外来で終了しますが、その他症状がある場合には、採血を行ったり、処方を行ったりとその分時間を要します。

ポイント

大腸カメラを複数回受けていて大腸カメラ前の流れをご存じな方の場合、事前説明外来の説明時間短縮が可能です。

大腸カメラ前日

夕食は20時までに摂取し、お渡しする資料の内容に沿って低残渣な食事を心がけて頂きます。

また眠る前に下剤(錠剤)の内服を行って頂きます。

大腸カメラ当日 

1.朝~来院まで(所要時間5~6時間程度)

当日は朝食が食べられません。

大腸カメラ開始の5時間前(6~9h)から腸管洗浄剤(当院ではモビプレップやマグコロール)の内服を開始して頂きます。

たいていの患者様は2~4時間ほどで便が綺麗になります。

関連記事:内視鏡検査前日の注意事項について

2.来院~大腸カメラ~帰宅(所要時間30分~1時間程度)

各工程 所要時間
1.受付~内視鏡室移動 約2-5分
2.検査着への着替え、点滴の針を留置 約5分
3.内視鏡室へ移動し、検査体制をとり、鎮静剤を投与する 約3分
4.大腸カメラ実施 約7-20分
5.大腸カメラ後の休憩、着替え 約10-30分
6.お会計 約3-5分
合計 約30分-1時間

 

ポイント:大腸カメラの所要時間(7-20分ほど)

大腸カメラの時間は主に

  • 大腸の奥(いわゆる盲腸)に到達するまでの時間(2-4分ほど)
  • 盲腸から肛門にカメラを引き戻しながら観察しポリープがあれば切除する時間(5-6分ほど)

に分けられます。

盲腸に到達するまでの時間は、当院の平均だと2-4分程度です。まれに大腸が長かったり癒着の影響などで盲腸に到達するのに時間を要する事があり、最大10~15分程度かかる事があります。

盲腸に到達後の大腸内観察はおおよそ5-6分ほどです。ポリープ切除には切除方法やポリープの大きさにもよりますが、ポリープ1つにつき約2~4分ほどを要します。従いまして、ポリープの数が多ければ多いほど時間を要します。

3.帰宅後

特に時間を要するものはありません。

鎮静剤使用の際には、帰宅後車や自転車の運転ができません。

ポリープを切除した場合には、低残渣食を心がけ、過度の運動やアルコールの摂取ができません。

大腸カメラ翌日以降

特に時間を要するものはありません。

ポリープ切除を行わなかった場合、制限も特にありません。

ポリープ切除を行った場合には、2日間

  • 旅行や出張
  • 過度の運動
  • アルコール摂取

ができません。

大腸カメラ結果説明外来(5-10分ほど)

ポリープ切除を行わなかった患者様は、大腸カメラ当日に検査所見を説明して終えるため、結果説明外来は行いません。

ポリープ切除を行った場合、取ったポリープの病理結果が出るのに約2週間かかるため、2週間後の外来を取得しています。

結果説明外来は、悪性所見がなければ5-10分ほどで終了します。

ただし、結果説明外来の際にも他の患者様との兼ね合いで待ち時間が発生してしまう場合もございます。

予めご了承頂けますと幸いです。

自分時間に合わせた大腸カメラ

1.土曜日の大腸カメラ検査

大腸カメラにはこのページに記載して来た通り約6時間程度の時間がかかります。平日にこの様な時間を確保するのが難しい方のために、当院では土曜日の大腸カメラ検査を実施しています。

2.午前中の大腸カメラ検査

午後の検査ですと、帰宅時間が15時〜→16時頃となり、どうしても1日のほとんどが潰れてしまいます。

当院では午前中の大腸カメラ検査を行っており、少しでも患者様の時間的な制約を取り除く努力をしています。

3.胃カメラ・大腸カメラ同日施行

大腸カメラに胃カメラを追加するのは、苦痛的にも時間的にもさほど負担の増える事ではありません。

当院では積極的に胃カメラ•大腸カメラ同日施行を取り入れています。

4.腸管洗浄力の高い腸管洗浄剤で時間短縮

当院ではモビプレップという最も腸管洗浄力の強い腸管洗浄剤を使用しています。私が内服した際には2時間弱で便は綺麗になりました。

大腸カメラの時間に関するよくあるご質問

Q.ポリープ切除を行った場合どのくらいの時間がかかりますか?

ポリープの種類や大きさにより切除方法は異なります。2〜3mmほどに小さなポリープを切除する際に行うとCFPという方法では約1〜2分で、4〜10mmほどにポリープを切除する際に行うCSPという方法では約2〜4分程の時間がかかります。

Q.大腸カメラ前日に下剤の内服が必要ですか?

検査前日に腸管洗浄剤の内服は必要ありません。錠剤の下剤を前日眠る前に内服して頂きます。

Q.鎮静剤の影響は大腸カメラ翌日にも出ますか?

鎮静剤を使用しても次の日には効果は切れますので、鎮静剤使用翌日は大きな制限はございません。

当院では、麻酔薬を使った苦痛の少ない内視鏡検査を行っています内視鏡専門医である院長が責任を持って担当し、大腸ポリープがあれば当日切除も可能です。

検査の説明を聞いてから大腸カメラを受けたい方は【外来Web予約】へお進みください。

先に検査日を決めたい方は【大腸カメラWeb予約】へお進みください。

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