大腸がん検診陰性は本当に安心?

大腸がん検診で「異常なし」。その結果に、誰もが胸をなでおろすことでしょう。しかし、もし腹痛や便秘といったお腹の不調が続いているとしたら…?「本当に大丈夫なのだろうか」という小さな不安が、心の片隅に残り続けていませんか。
その不安は、決して気のせいではないかもしれません。実は、一般的な便潜血検査では、早期大腸がんの約半数(50%)が見逃されるという衝撃的なデータがあります。さらに、進行がんでさえ20~30%は「陰性」と判定されてしまうことがあるのです。
この記事では、なぜ「陰性」という結果が出ても安心しきれないのか、その科学的な理由を専門家の視点から徹底解説します。あなたのその不調の本当の原因と、真の安心を得るために知っておくべき知識がここにあります。
なぜ便潜主検査「陰性」でも安心できないのか
大腸がん検診の結果が「陰性」だと、多くの方がほっとされることでしょう。 しかし、腹痛や便秘、下痢といったお腹の不調が続いていると、「本当に大丈夫なのだろうか」と不安に感じるのは当然のことです。
実は、便潜血検査は非常に有用な検査ですが、決して万能ではありません。 この検査で「陰性」と判定されても、大腸がんの可能性がゼロになったわけではないのです。 ここでは、消化器内科の専門医として、その理由を一つひとつ丁寧に解説します。
便潜血検査の精度と「偽陰性」が起こる本当の確率
便潜血検査は、便に混じった目に見えないほど微量な血液を検出する検査です。 しかし、この検査には限界があり、がんが存在していても「異常なし(陰性)」と判定される「偽陰性」というケースがあります。
実際に、早期の大腸がんでは約半数(50%)が見逃されるとの報告があります。 さらに、がんが進行していても20~30%のケースでは、検査結果が陰性になってしまうことがあるのです。
ある日本の大規模な調査では、2日間便を調べる2日法の便潜血検査で「陰性」だった方のうち、1,000人に1〜2人(約0.1〜0.2%)は大腸がんが見逃されていたというデータもあります。 この数字は一見すると低いように思えるかもしれません。 しかし、腹痛などの自覚症状がある方にとっては、決して無視できない確率です。
| 検査の精度に関するデータ |
|---|
| 早期大腸がんの約50%は見逃される可能性がある |
| 進行大腸がんの20~30%は陰性になることがある |
| 陰性でも1,000人に1~2人は大腸がんが隠れている |
便潜血検査は、症状のない多くの人の中から、精密検査が必要な可能性のある人を見つけ出す「スクリーニング(ふるいわけ)検査」です。 この検査の精度には限界があることを正しく理解しておくことが重要です。
進行がんであっても結果が陰性になる3つのケース
進行した大腸がんであっても、便潜血検査をすり抜けてしまうことがあります。 その主な理由として、以下の3つのケースが考えられます。
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がんから出血していないタイミングだった 大腸がんは、常にじわじわと出血しているわけではありません。 出血したり止まったりを繰り返していることが多くあります。 そのため、検診で便を採取した2日間に、たまたまがんが出血していなければ、検査結果は「陰性」となってしまいます。
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がんのある場所によって血液が便に混ざりにくい 大腸は全長約1.5mの長い臓器です。 特に、肛門から遠い右側の大腸(盲腸や上行結腸)にがんができた場合、そこを通過する便はまだ水分が多く、液状に近い状態です。 そのため、出血しても血液が薄まってしまったり、便全体に均一に混ざらなかったりすることがあります。 結果として、採取した便の一部に血液が含まれず、陰性と判定されるのです。
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便の採り方や保存方法が適切でなかった 便の表面をこすり取るように採取しますが、その量が少なすぎると出血を検出できないことがあります。 また、採取してから医療機関に提出するまでの時間が長すぎたり、暑い場所に保管したりすると、血液の成分が変化してしまい、正しく検出できなくなる可能性も考えられます。
これらの理由から、進行がんであっても便潜血検査で「異常なし」と判定されてしまうことがあるのです。
便潜血検査では見つかりにくい平坦な形のがんとは
大腸がんや、その前段階であるポリープには、いくつかの形状があります。 キノコのように茎があって盛り上がる「隆起型」がよく知られていますが、それだけではありません。 大腸の粘膜の表面を、まるでじゅうたんのように這って広がる「平坦型」や、わずかにへこんだ「陥凹型」といったタイプが存在します。
特にこの「平坦型」や「陥凹型」のがんは、便潜血検査では発見が難しいことが知られています。 なぜなら、表面が平坦に近いため、便が通過する際に物理的な刺激を受けにくく、出血しにくい傾向があるからです。 出血がなければ、当然、便潜血検査では陽性反応は出ません。
このタイプの病変は、初期段階では自覚症状もほとんどないため、気づかないうちに進行してしまう危険性があります。 便潜血検査はあくまで「出血」を手がかりにする検査です。 出血しにくいタイプのがんを早期に発見するためには、直接大腸の粘膜を観察できる大腸内視鏡検査(大腸カメラ)が極めて重要になります。
「陰性」の結果なのに腹痛や便秘などの症状が続く理由
便潜血検査の結果が「陰性」であったにもかかわらず、お腹の不調が続くのは非常に心配なことだと思います。 この「陰性」という結果が意味することは、「検査のために提出した便の中に、検出可能なレベルの血液は含まれていませんでした」ということです。 これは、「あなたの大腸には絶対に何の異常もありません」ということを保証するものではないのです。
症状が続く場合、いくつかの可能性が考えられます。
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出血していない大腸がんやポリープが隠れている可能性 これまでご説明したように、出血のタイミングが合わなかったり、出血しにくい平坦なタイプのがんだったりするために、検査で陰性となっている可能性があります。
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大腸がん以外の病気が原因である可能性 腹痛や便通異常といった症状は、大腸がん特有のものではありません。 ストレスなどが関係する過敏性腸症候群(IBS)や、腸に炎症が起きる潰瘍性大腸炎といった他の病気が原因で起こることも多くあります。
何よりも大切なのは、「陰性だったから大丈夫」と自己判断で症状を放置しないことです。 腹痛や便秘などの症状は、あなたの体からの重要なサインです。 そのサインの原因を正しく突き止めるためにも、症状が続く場合は、必ず消化器内科などの専門医に相談してください。
その不快な症状、大腸がん以外の病気かもしれません
便潜血検査で「陰性」という結果が出たのに、お腹の痛みや便通の異常が続くと、「もしかして、がんを見逃されているのでは?」と不安な気持ちになりますよね。 そのお気持ちは、消化器内科医として日々患者さんと接する中で、痛いほどよくわかります。
しかし、お腹の不快な症状は、必ずしも大腸がんだけが原因ではありません。 むしろ、大腸がん以外の病気が隠れていることのほうが多いのです。 ここでは、大腸がんと似た症状を引き起こす可能性のある、代表的な病気について解説します。 ご自身の症状と照らし合わせながら正しい知識を得て、過度な不安を解消していきましょう。
過敏性腸症候群(IBS)と大腸がんの症状の見分け方
お腹の不調で悩む方の中に、非常に多く見られるのが「過敏性腸症候群(IBS)」です。 大腸カメラなどで検査をしても、炎症やポリープといった目に見える異常は見つかりません。 それにもかかわらず、腹痛や便秘、下痢などの症状が慢性的に続く病気です。 ストレスが引き金になることが多く、比較的若い世代にもよく見られます。
大腸がんと過敏性腸症候群は、腹痛や便通異常といった共通の症状があります。 ご自身で見分けるのは難しいかもしれませんが、注意深く観察するといくつかの違いが見られます。
| 項目 | 大腸がんの可能性を考える症状 | 過敏性腸症候群(IBS)で多い症状 |
|---|---|---|
| 血便 | 赤黒い便や、粘液の混じった便が出ることがある。 | 基本的にない(ただし、硬い便で肛門が切れる「切れ痔」を合併している場合を除く)。 |
| 体重減少 | 食欲が落ちていないのに、原因不明の体重減少が続くことがある。 | 通常は見られない。むしろストレスで食欲が増すこともある。 |
| 症状の変化 | 時間の経過とともに、症状が徐々に悪化していく傾向がある。 | ストレスや食事内容によって、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す。 |
| 年齢 | 40歳以降でリスクが高まる傾向にある。 | 比較的若い世代(10代〜30代)に発症することが多い。 |
| 貧血 | 健康診断などで、鉄欠乏性貧血を指摘されることがある。 | 貧血になることはまれ。 |
これらの特徴は、あくまで一般的な傾向に過ぎません。 症状だけで自己判断するのは危険ですので、気になる症状が続く場合は必ず専門医にご相談ください。
潰瘍性大腸炎やクローン病など炎症性腸疾患の可能性
「炎症性腸疾患(IBD)」は、腸の粘膜に原因不明の慢性的な炎症が起こる病気の総称です。 代表的なものに「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」があり、国の指定難病とされています。 近年、特に若い世代での発症が増加傾向にあります。
これらの病気では、以下のような大腸がんとよく似た症状が現れることがあります。
- なかなか治らない下痢
- お腹の痛み
- 血便(特に、粘液と血液が混じった「粘血便」が特徴的)
- 原因不明の発熱
- 体重減少
- 貧血
特に、粘液と血液が混じった便は、腸に強い炎症が起きている重要なサインです。 また、これらの病気は、長期間にわたって腸の炎症が続くことで、将来的に大腸がんを発症するリスクが高まることがわかっています。 そのため、早期に診断を受け、適切な治療で炎症をコントロールすることが非常に重要になります。 炎症性腸疾患の診断には、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)で腸の粘膜の状態を直接観察することが不可欠です。
女性に多い便秘や腹部膨満感の原因となる他の病気
特に女性の場合、慢性的な便秘やお腹の張り(腹部膨満感)に悩まされている方は少なくありません。 これらの症状も大腸がんのサインである可能性はゼロではありませんが、他の原因も多く考えられます。
一つは、女性ホルモンのバランスの変化による影響です。 女性ホルモンの一つである黄体ホルモンには、腸のぜん動運動(腸が内容物を先に送ろうとする動き)を緩やかにする働きがあります。 そのため、月経前や妊娠中に便秘になりやすくなることがあります。
また、見過ごされがちなのが婦人科系の病気です。 例えば、子宮筋腫や卵巣のう腫などが大きくなると、すぐ隣にある大腸が物理的に圧迫されます。 その結果、便の通りが悪くなり、便秘やお腹の張りを引き起こすことがあるのです。 この場合、消化器内科の検査だけでは原因がわからず、婦人科での診察が必要になります。
生活習慣の乱れやストレス、運動不足が原因の便秘ももちろんあります。 しかし、セルフケアで改善しない場合や、月経不順など他の症状がある場合は、消化器内科だけでなく婦人科の受診も検討しましょう。
こんな症状があればすぐに消化器内科への受診を
便潜血検査の結果が陰性であっても、お腹の不調が続く場合は、自己判断で様子を見続けるべきではありません。 特に、以下に示すような「危険なサイン」が一つでも当てはまる場合は注意が必要です。 大腸がんや他の重大な病気の可能性も考えられるため、できるだけ早く消化器内科を受診してください。
すぐに受診を検討すべき症状チェックリスト
肉眼で見てわかる血便が出た (便に血が混じる、便器が赤くなる、黒くてドロっとした便が出るなど)
ダイエットをしていないのに体重が減り続けている (この半年で体重が5%以上減ったなど)
健康診断などで貧血(鉄欠乏性貧血)を指摘された
これまで快便だったのに、急にひどい便秘や下痢になった
便が鉛筆のように細くなった状態が続いている
日に日に症状がだんだん悪化してきている
お腹の痛みで夜中に目が覚めることがある
親や兄弟姉妹に大腸がんになった人がいる
これらのサインは、あなたの体が発している重要なメッセージです。 不安を抱えたまま過ごすよりも、専門医に相談し、必要であれば精密検査を受けてください。 本当の原因を突き止めることが、安心した毎日を取り戻すための第一歩です。
不安を解消する精密検査「大腸内視鏡検査」のすべて
便潜血検査で「陰性」でも、続くお腹の不調やご家族の病歴から、「本当に大丈夫だろうか」という不安が消えないのは当然のことです。 その不安を根本から解消し、大腸の状態を最も正確に把握できるのが「大腸内視鏡検査(大腸カメラ)」です。
この検査は、便に血が混じっているかを間接的に調べる便潜血検査とは全く異なります。 先端に高性能カメラが付いた細くしなやかな管を肛門から挿入し、医師が直接、大腸の粘膜の隅々までリアルタイムで観察する検査です。
特殊な光を使って粘膜の表面構造や血管の模様を詳しく見ることもできます。 これにより、便潜血検査では発見が難しい、出血していないごく早期のがんや、将来がん化する可能性のあるポリープも見つけ出すことが可能です。 もし疑わしい部分があれば、その場で組織の一部を採取し、病理検査で確定診断につなげることもできます。

陰性でも大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けるべき人の特徴
便潜血検査の結果に関わらず、大腸がんのリスクが通常より高いと考えられる方がいます。 以下に挙げる特徴に当てはまる場合は、一度、消化器内科の専門医に大腸内視鏡検査について相談することをお勧めします。
症状や既往歴に関するチェックリスト
腹痛、お腹の張り(膨満感)が続いている
便秘や下痢を繰り返すなど、便通が安定しない
便が以前より細くなったと感じる
肉眼でわかる血便や、粘液の混じった便が出たことがある
健康診断などで原因不明の貧血を指摘された
特に理由がないのに体重が減ってきた
過去に大腸ポリープを切除したことがある
年齢やご家族に関するチェックリスト
40歳以上で一度も大腸内視鏡検査を受けたことがない
親、兄弟姉妹、子に大腸がんになった人がいる
これらの項目は、ご自身の大腸の状態を知るための大切な手がかりです。 特に、ご家族に大腸がんの方がいる場合、遺伝的な要因も考えられるため注意が必要です。 例えば、ご家族が50歳で大腸がんと診断された場合、ご自身はそれより早い40歳までには一度検査を受けておくことが推奨されます。
最新の内視鏡は痛くない?鎮静剤(麻酔)を使った無痛検査とは
「大腸カメラは痛くて苦しいもの」というイメージは、もはや過去のものです。 現在では、多くの方が苦痛なく検査を受けられるように、様々な工夫がされています。 その中心となるのが、鎮静剤(一般的に麻酔と呼ばれることもあります)の使用です。
検査前に鎮静剤を点滴で投与すると、気持ちがリラックスし、うとうとと眠っているような状態になります。 意識が完全になくなるわけではありませんが、検査中の不安や痛み、お腹の張りをほとんど感じることなく、気づいたら検査が終わっていたという方が大半です。
| 鎮静剤を使うメリット | 鎮静剤を使う際の注意点 |
|---|---|
| 検査中の痛みや不快感を大幅に軽減できる | 検査後、意識がはっきりするまで1時間ほど院内で休憩が必要(当院では作用時間の短い鎮静剤を使用しているため多くの方は15分の休暇のみで帰宅が可能です。) |
| 体の緊張がほぐれ、カメラの挿入や観察がスムーズになる | 検査当日は、車・バイク・自転車の運転はできない |
| 検査に対する恐怖心が和らぎ、安心して受けられる | ごくまれに呼吸が浅くなることがある(常にモニターで監視し安全を確保) |
また、検査中にお腹が張る原因は、腸を広げるために送り込む空気にありました。 最近では、空気の代わりに、体への吸収が非常に速い炭酸ガスを使用する施設が増えています。 炭酸ガスは速やかに吸収されて呼吸で排出されるため、検査後のお腹の張りが大幅に軽減されます。
検査前日から当日までの流れと食事制限・下剤の正しい知識
大腸内視鏡検査の精度は、事前の準備である「前処置」が正しく行えるかにかかっています。 大腸の中を空っぽできれいな状態にすることが、小さな病変を見逃さないために非常に重要です。
1. 検査前日
- 食事制限: 朝食から消化の良い食事を摂ります。おかゆ、うどん、食パン、豆腐、白身魚、卵などが適しています。 逆に、きのこ類、海藻類、こんにゃく、ゴマ、種のある果物(キウイ、いちご等)、繊維の多い野菜(ごぼう等)は腸に残りやすいため避けてください。 夕食は夜8時頃までに軽めに済ませましょう。多くの医療機関では、専用の検査食セットも用意されています。
- 就寝前: 処方された錠剤タイプなどの下剤があれば、指示通りに服用します。
2. 検査当日
- 食事: 検査が終わるまで食事はできません。脱水を防ぐため、水やお茶などの透明な水分はこまめに摂取してください。
- 下剤(腸管洗浄剤)の服用: 検査の数時間前から、ご自宅または院内で液体タイプの下剤を約1〜2リットル、数回に分けてゆっくりと飲み始めます。 飲み始めると30分から1時間ほどで便意が始まり、徐々に便が液体状になっていきます。 最終的に、固形物のない、お水のような薄い黄色の便になれば準備完了のサインです。
3. 来院してから 検査着に着替えた後、鎮静剤を使用する場合は点滴の準備をします。 検査室で横になり、検査を開始します。検査自体にかかる時間は、個人差はありますが通常10〜20分程度です。
大腸ポリープが見つかったらその場で切除できる?費用と流れを解説
大腸内視鏡検査の最大の利点の一つは、検査と同時に治療が行えることです。 検査中に、将来がんになる可能性のある大腸ポリープが見つかった場合、その場で切除(日帰り手術)が可能です。 このポリープ切除が、大腸がんによる死亡率を低下させることが科学的に証明されています。
1. ポリープの切除方法 医師がモニターでポリープの大きさや形を確認し、切除可能と判断すれば、その場で切除します。 内視鏡の先端から「スネア」という細いワイヤーの輪を出し、ポリープの根元にかけ、高周波電流を流して焼き切ります。 大腸の粘膜には痛みを感じる神経がないため、切除の際に痛みを感じることはありません。
2. 費用について ポリープ切除は健康保険が適用される手術にあたります。 費用は切除したポリープの数や大きさにより変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。
- 3割負担の方: 約24,000円~30,000円程度(検査費用とは別)
- 1割負担の方: 約8,000円~10,000円程度 ご加入の生命保険や医療保険によっては、手術給付金の対象となる場合がありますので、事前に契約内容を確認しておくと安心です。
3. 切除後の注意点 切除後は、合併症(出血や穿孔)を防ぐため、2日間は生活にいくつか制限があります。
- 食事: 当日は消化の良いおかゆやうどんなどから始め、数日間は香辛料などの刺激物や脂っこいものを避けます。
- 生活: 飲酒や激しい運動、長時間の移動(特に飛行機など気圧が変化するもの)は血圧が上がり、出血のリスクを高めるため控えてください。 詳しい注意点については、検査後に医師から改めて説明があります。
まとめ
大腸がん検診の結果が「陰性」だとほっとしますが、この記事でお伝えしたように、それが100%の安心を保証するものではありません。 便潜血検査は万能ではなく、出血しないタイプのがんなどを見逃してしまう「偽陰性」の可能性があることを、ぜひ覚えておいてください。
大切なのは、「陰性だったから大丈夫」と自己判断せず、ご自身の体からのサインに耳を傾けることです。 原因不明の腹痛や便通異常といった症状が続く場合は、大腸がんだけでなく他の病気が隠れている可能性もあります。
不安を抱えたまま過ごすよりも、一度消化器内科の専門医にご相談ください。 精密検査である大腸内視鏡検査は、現在では苦痛なく受けられるようになっています。 正しい知識でご自身の健康を守り、安心した毎日を取り戻しましょう。