川口院長インタビュー
目次
【医師として人として尊敬する母の背中を追って】
医師を目指したきっかけを教えてください
医師を目指したきっかけは、祖父と母が医師であったため、私にとって幼い頃から医師という職業が身近だったことです。地元である浅草の街を母と歩いていると、よく患者さんから声を掛けられる事があり、母が地域に貢献している事が幼心にも伝わってきたのを覚えています。
高校に進学し、将来を考える際、特に親から言われる事もなく、いつの間にか医学部に進学する事が目標になっていました。
【奥が深い内視鏡検査の世界に魅せられて】
なぜ「消化器内科」の道を志されたのですか?
私自身はずっとサッカーをしていた事もあり、座って診療するよりは、処置を積極的に行って動き回っていたいと考えました。将来開業する事は念頭にあったため、内科の中で「処置の多い科=消化器内科」と思い、消化器内科を志しました。
胆道・膵臓という専門領域に進まれたきっかけを教えてください
内視鏡検査といっても様々な種類があり、胆道・膵臓の分野は最も緊急性が高く夜中に呼び出される事の多い分野でした。処置の難易度も高く、技術を習得する事の楽しみや頼られることの嬉しさもあり、内視鏡の世界にのめりこんでいきました。胆道・膵臓の分野は開業するとなかなか技術を発揮する場面がないのですが、今でも難しい処置に携わってきた経験が私の医療の根底にはあります。
【生まれ育った浅草で、医療という形で恩返しを】
クリニック開業の経緯を教えてください。
医師を志した時から、開業の事は常に考えていました。大学病院での勤務を10年間やり遂げ、内視鏡検査の技術にも自信が付き、その技術を地元である浅草に還元したいと思うようになっていきました。
内視鏡と生活習慣病、この二つを診療の柱に選ばれた理由を教えてください
前身である飯田クリニックは地域に根差した医療を提供するクリニックであったため、まずはそこをベースにして、私の最も得意とする内視鏡検査を付加する事を考えました。
生活習慣病と消化管悪性腫瘍は日本で最上位の有病率のある病気ですから、その2つをクリニック診療の太い柱として地域の皆様に貢献していきたいと考えています。
診察時に気を付けている事はありますか?
診察の際、患者様のご要望と実際の医療にズレが生じる事は多々あると思います。そのズレを丁寧な説明で埋め、少しでも理解頂く事が大切だと考えています。基本ではあるのですが、診察の最後には『質問や、伝えきれていないご要望はありませんか?』をお聞きするようにしています。
【命に関わる事の多い病気を早期発見・早期治療して助ける】
大腸がんの罹患状況や、大腸カメラに対する患者さんの印象について、先生のお考えをお聞かせください
消化管の悪性腫瘍、特に大腸がんは日本で最も多くの方が罹患する悪性腫瘍で、男性は10人に1人、女性は12人に1人が生涯で大腸がんに罹患される計算です。大腸がんは早期に発見されれば命に関わる事はない病気ですが、大腸カメラを受けるには大きなハードルがあるように思われます。
具体的には
- 大腸カメラは苦しそう
- 大腸カメラを受けるのは恥ずかしい
- 大腸カメラを受ける時間がない
- 大腸カメラ前の前処置(腸管洗浄剤内服)が辛そう
- 本当に大腸がんが見つかる恐怖
などです。
先生が内視鏡検査において大切にされていることは何ですか?
『40歳を過ぎたら症状は無くてもまず1回大腸カメラを』
これを達成できれば大腸がんで亡くなる方をほぼ撲滅できます。
そのためには大腸カメラを受けるハードルを下げるしかありません。
当院の内視鏡検査のこだわりは
- 絶対に大腸カメラで痛い思いをさせない。そのために院長が全患者様の検査を責任を持って担当します。
- 鎮静剤を使用するため、検査中の恥ずかしさは感じさせません。
- 午前中の検査や土曜日の検査など、少しでも検査を受けやすい時間帯もご用意しています。
- 複数の腸管洗浄剤を用意し、患者様1人1人に合ったプランをご用意します。
- 事前の外来から検査、検査後説明まで院長が責任を持って対応し、もし大腸がんが見つかった場合でも提携のある医療機関に迅速にご紹介させて頂きます。
この一つ一つを丁寧に行い、患者様への大腸カメラのハードルを下げる事が当院のこだわりです。
生活習慣病診療において、特に大切にされていることは何ですか?
『忙しい患者様が通いやすいクリニック』
これが当院の生活習慣病診療で大切にしていることです。
もし自分が健康診断で生活習慣病を指摘され医療機関を選ぶと考えると
- 生活習慣病に精通している医師が良い
- 検査設備がしっかりしているところが良い
- 受診間隔を長くしてくれるところが良い
- 待ち時間が少ないところが良い
などを考えると思いました。
当院は、生活習慣病患者様を数多く診療した実績があり、また生活習慣病の管理で重要な超音波検査について超音波技師との提携しているため質の高い検査が実施できます。
またクリニックによっては1カ月に1度の通院が必要と言われる事が多いですが、当院では症状が落ち着いたら2-3か月ごとの通院も可としています。待ち時間についても予約優先性であり、受付から診察までの待ち時間平均は10分程度と短い待ち時間を達成しています。
最後に、初めて受診する方へメッセージをお願いします。
内視鏡検査も生活習慣病治療も、早期発見・早期治療が最も有効な手段です。
『あなたのために、家族のために』
気になる症状のある方は是非お早目の受診をお待ちしております!