2025年内視鏡検査の実績

2025年はお世話になりました。
1年間の検査実績をまとめてご報告させて頂きます。
目次
2025年 胃カメラ
胃カメラ 1032件
【施行方法】
経口194件
経鼻151
鎮静(うとうとする薬)687件
【施行理由】
胃がん検診 227件
消化器症状358件
除菌後129件
何等かの所見のフォローアップ85
健康診断異常59件
胃がん術後 6件
【検査結果】
胃がんは早期胃がんを2例認めたのみで、進行胃がんは幸い発見されませんでした。
1例はピロリ菌除菌後のため、1年に1度当院にて胃カメラを実施していた患者様です。

今年の検査では昨年までには見られなかった7mm程度の扁平な隆起性病変が出現しており、生検にて早期胃がんの診断となりました。
高次医療機関を紹介しESDという内視鏡治療にて、無事治療が終了しております。
ピロリ菌除菌により胃がんをその数を大きく減らしていますが、それでもこの患者様のように胃がんになる方はいらっしゃるため、除菌が終わっても安心はできず、1-2年に1度の胃カメラ検査は必ず受けるべきだと、あらためて感じる症例でした。
その他悪性腫瘍では、進行食道癌を1例認めました。
良性疾患では、アニサキス 2例認めました。
2025年 大腸カメラ
大腸カメラ 820件
【施行方法】
鎮静なし 30
鎮静あり 790
【平均挿入時間】
4.4分
【施行理由】
便潜血陽性131
血便121
大腸ポリープフォロー 226
便秘51
下痢64
腹痛56
潰瘍性大腸炎12
年齢96
年齢を理由に検査を受ける方が増えており、非常に良い兆候と思います。
私もホームページや講演会などで発信をしておりますが、大腸がんは男女合わせると日本人で一番罹患率の高い悪性腫瘍であり、生涯で男性は10人に1人、女性は12人に1人が罹患すると言われています。
年齢を理由に大腸カメラを受けて下さった方の平均年齢は50歳程度であり、内視鏡医が啓蒙している内容が少しずつ浸透している結果を嬉しく思っています。
ですが、本当は大腸カメラを受けるべき患者様はまだまだ多くいらっしゃるはずですので、是非皆さまお気軽に当院をご受診頂けますと幸いです。
【検査結果】
大腸ポリープ(腺腫)発見率(ADR)は43%であり、ほぼ例年と変わらない水準でした。
今年は内視鏡切除後の出血は1例もみられませんでした。
当院で治療が不能な患者様は15例(1.8%)でした。
大型大腸ポリープ(良性)は11例であり、全て高次医療機関にて適切に内視鏡的切除術を受け、治療が完了しております。
早期大腸がんは2例であり、共に内視鏡治療を受けたものの内視鏡的治癒の基準に当てはまらず、追加で外科的な切除術を受け、完治されました。

また今年も神経内分泌腫瘍(NET)を2例発見し、1例は内視鏡的切除済み、もう1例は現在治療前の段階です。
今年進行大腸癌は1件も発見されませんでした。この結果からも大腸カメラの普及が進んでおり、予防が進んでいる事を実感します。
その一方でもうすでに大腸がんを患っていても気が付いていない方が必ず隠れています。
2026年も『40歳を過ぎたら大腸カメラ』をモットーに大腸カメラの普及できればと考えております。