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超音波検査

超音波検査 ~超音波検査師との提携~

超音波検査は、レントゲン検査やCT検査と異なり放射線被爆のリスクがなく、合併症のリスクのない極めて安全な検査です。心臓領域では心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患の精査、消化器領域では胆嚢炎や胆管炎、膵癌の精査にも非常に有用とされています。一方で当院の様なクリニックでは医師のマンパワー不足があり、有用と分かっていてもなかなか多くの患者さんに超音波検査を実施できない実状があります。

当院では2021年3月より超音波検査師と提携することとなり、患者さんが定期的に超音波検査を受けられる体制を整えることとなりました。超音波検査技師さんは我々医師とは違い、超音波検査の専門家です。医師は専門領域の超音波検査の実施は可能でも、専門領域以外の分野の超音波検査には疎いのが現状です。しかし当院が提携する超音波検査師さんは、血管や甲状腺の領域まで診る事ができます。超音波検査を行ってみなければ分からない、思ってもみないような病気が見つかる可能性や、必要に応じて定期的に検査を受ける事で、疾患の早期発見に繋がる可能性があります。超音波検査を受ける理由は多岐に渡りますので、下記疾患に当てはまる場合には是非超音波検査の施行をご検討下さい。

糖尿病

糖尿病をお持ちの患者さんは、膵癌の発生率が高い事が知られています。膵臓を含めた腹部超音波を1年に1度行うことで、膵癌の早期発見に繋がる可能性が格段に増えます。

脂質異常症(高脂血症)

頸動脈にプラークという脂肪の塊を形成する事があります。このプラークが飛び、脳梗塞の原因となります。頸動脈エコーを定期的に行うことでプラークを発見し、必要があれば薬剤を投与することで、脳梗塞のリスク軽減に繋がります。また高脂血症をお持ちの患者さんの多くは脂肪肝も併発しています。脂肪肝を放っておくと肝硬変に至る可能性もあり、定期的な腹部超音波検査が必要です。

循環器疾患

心臓弁膜症(大動脈弁狭窄症や大動脈弁閉鎖不全症など)や慢性心不全患者さんの心機能評価、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患の発見・フォローアップなど、心臓疾患の様々な病態を心臓超音波で発見することができます。

甲状腺疾患

バセドー病や橋本病など、あまり知られてはいませんが甲状腺の病気を抱えている患者さんは多くいらっしゃいます。甲状腺腫瘤としても癌や腺腫などの病気があります。一度異常を指摘された場合は、フォローアップすることで形態の変化が把握でき、例えば腫瘤が大きくなっていれば癌の可能性を考慮し、専門病院に紹介することが可能となります。

C型肝炎、B型肝炎、その他の肝疾患

C型肝炎やB型肝炎は治療方法の発展に伴い減少傾向にあります。しかし実は治療により肝炎ウイルスが消えても、肝細胞癌の発生率が0にはならないことが知られています。その他の肝炎(自己免疫性肝炎や原発性胆汁性胆管炎、強い脂肪肝)患者さんも含め、半年に1度の定期的な腹部超音波検査がガイドラインにて推奨されています。

膵嚢胞

膵癌はここ数年で著名人の罹患が相次ぎ、非常に怖い病気として認知されてきました。その膵癌のリスクファクターとして非常に注目されている病気が膵嚢胞です。膵嚢胞を形成する病気にはたくさんの種類がありますが、頻度が高いものとしてIPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)があります。画像だけで膵嚢胞の種類が100%診断できる訳ではないため、膵嚢胞がある場合はIPMNのガイドラインに準じて半年に一度の定期画像検査が推奨されています。膵嚢胞が見つかった患者さんは、病態に応じて腹部超音波検査とCTやMRI(概ね永寿総合病院にお願いしています)を組み合わせ、膵癌の早期発見に繋げていきます。   

 膵嚢胞                         

下腿浮腫

下肢血管超音波を行うことで深部静脈血栓などの測定ができます。深部静脈血栓が見つかった場合、肺血栓塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の発生リスクとなるため、適切な投薬が必要となります。

 

上記以外にも様々な症状、疾患で超音波検査が役立ちます。ご興味のある患者さんがいらっしゃいましたら、是非当院にお問い合わせ下さい。

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