9月の実績報告
9月の当院の実績をまとめます。
胃カメラ
胃カメラ検査は64件でした。
施行理由は胃もたれ・胃痛などの症状精査20件、胃がん検診14件、ピロリ菌除菌後のフォローアップ10件、何らかの異常所見のフォロー7件、健診異常(バリウムなどでの異常)3件 … でした。
施行方法は鎮静剤使用33件、経鼻内視鏡17件、経口内視鏡14件でした。
胃がん検診で当院初診の患者様、1件で早期食道がんが発見されました。
先月に続き食道がんの患者様がいらっしった事になります。
食道がんのリスクとしてはアルコール多飲がある方でした。
アルコール多飲や喫煙などは食道がんのHigh riskとなります。
そのような方は、数年に一度は胃カメラ検査の実施が推奨されます。
胃カメラの予約に関しましては こちら をご覧ください。
大腸カメラ
大腸カメラ検査は46件でした。
施行理由は大腸がん検診(便潜血検査)陽性10件、血便3件、大腸ポリープの定期的フォロー6件、下痢2件、腹痛6件、その他19件… でした。
大腸ポリープ(腺腫)は26/46 57%で切除しました。
今月は進行大腸がん1件、高次医療機関でのESDという特殊治療が必要な方が1件いらっしゃいました。
共に無症状でした。
また今月の施行理由でその他が多いのは、とある患者様からのご紹介で多くの内視鏡検査をお受けしたからです。
その方はご自身が胃がんを患われ、定期的な内視鏡検査の必要性を身をもって体験し、従業員の方などをご紹介して頂きました。
胃カメラ、大腸カメラは、辛いのでは?と思い敬遠されがちな検査です。
しかし症状が出る前に、40-50歳を超えたら一度は内視鏡検査を!
これが、胃がんや大腸がんの死亡率を減らす唯一の方法です。
この記事を読んでくれた本人様も、そしてその周りで大腸カメラを本当はやった方がよいのにやっていない方にも、是非一度大腸カメラを受けてほしいと切に願います。
新型コロナウイルス
9月も発熱外来は非常に多く、対応できない患者様がいらっしゃり申し訳ございませんでした。
当院では引き続き、発熱、のどの痛み、せき症状のある方については、事前連絡を必須としております。
また院内には高齢者も多いためマスクの着用を義務としております。
ご理解のほどを何卒宜しくお願い致します。
かわぐち内科・内視鏡クリニック
川口 佑輔