5月の診療実績
5月の当院の実績をまとめます。
胃カメラ
胃カメラ検査は51件でした。
施行理由は胃もたれ・胃痛などの症状精査28件、胃がん検診15件、ピロリ菌除菌後のフォローアップ3件、健診異常(バリウムなどでの異常)2件 … でした。
施行方法は鎮静剤使用20件、経鼻内視鏡15件、経口内視鏡16件でした。
悪性腫瘍の検出0件でしたが、1件胃がん検診の患者様で、良性の所見か胃がんの所見か病理組織でも判定困難な方がおり、高次医療機関での精密検査に回って頂きました。
癌の可能性がありますので、診断的に内視鏡で切除することになりそうです。
5月から再度2023年度の胃がん検診が始まっております。
昨年に比べますと胃がん検診の依頼が多くなっており、現在の胃がん検診は1か月待ちの状態となっております。
胃がん検診は症状がなく、急がない方が行う検査ですが、症状のある方は1か月は待てません。
早めの検査が必要な方には、別途枠を設けて対応しておりますので、お気軽にご相談下さい。
大腸カメラ
大腸カメラ検査は45件でした。
施行理由は大腸がん検診(便潜血検査)陽性10件、血便9件、大腸ポリープの定期的フォロー6件、下痢3件、便秘1件、便が細い1件… でした。
大腸ポリープ(腺腫)は19/45 42%で切除しました。
大腸がんの患者様はいらっしゃいませんでした。
大腸カメラは今月最多を更新しました。
近隣の医療機関の先生方からご紹介を賜った患者様が少しずつ増えております。
先日医師会の連携の会があったのですが、いつもご紹介いただいている先生方とも久しぶりに顔を合わすことができる大切な機会となりました。
そんな中で、『先生のところは、スタッフの対応も良くて、内視鏡も上手で患者さんが満足して帰ってくるよ。是非今後もよろしく!』とお褒めの言葉を頂戴いたしました。
もちろん内視鏡検査が苦しく感じたり、痛く感じたりする患者様もいらっしゃいます。しかし、少しでもその辛さを軽減できるよう、スタッフと共に引き続き精進して参ります。
□40歳以上の方
□便潜血が陽性の方
□家族に大腸がんがいる方
□大腸ポリープを取った事がある方
□腫瘍マーカーが高値である方
□貧血気味である方
□下痢や便秘が長く続く方
上記に当てはまる方、少しでも検査を検討しようと思った方、先延ばしにしても良い事はありません。
一度検査を受けて、何もなければ安心できます。
是非ご本人様の、そしてご家族様の安心のために大腸カメラ検査を受けてみませんか?
新型コロナウイルス
5月8日より新型コロナウイルス感染は5類感染症となりました。
全数把握もなくなり、現在の広まりは分かりませんが、診療している感覚としては着実に患者さんは増加していると感じます。
5類感染症移行後、新型コロナウイルスPCR検査の値段は大幅に低下し、病院にとって検査をする事は、時間がかかるだけで収入は上がらないという厳しい状況となりました。
もちろん利益のためだけに治療をしている訳ではありませんので、必要な患者様には何とか時間を見繕って検査を行っているのが現状です。
しかし、内視鏡検査が増えているため今まで以上にPCR検査に時間が割けなくなっているのも事実です。
現在では抗原キットの精度も上がっておりますので、是非発熱、のどの痛み、せきがある方は抗原キットを積極的にご使用下さい。
また当院では引き続き、発熱、のどの痛み、せき症状のある方については、事前連絡を必須としております。
また院内には高齢者も多いためマスクの着用を義務としております。
ご理解のほどを何卒宜しくお願い致します。
N-NOSE
N-NOSE検査も徐々に増えており、5月は8件の検査を承りました。
結果は約1か月から1か月半ほど後に判定される予定です。
□安価
□簡便
□高精度
お気軽にN-NOSEに関してもお問い合わせください。
03-3844-2072
かわぐち内科・内視鏡クリニック
川口 佑輔