2月の実績
2月の当院の実績をまとめます。
胃カメラ
胃カメラ検査は63件でした。
施行理由は胃もたれ・胃痛などの症状精査22件、胃がん検診12件、ピロリ菌除菌後のフォローアップ10件、何らかの異常所見のフォロー7件、健診異常(バリウムなどでの異常)4件 … でした。
施行方法は鎮静剤使用30件、経鼻内視鏡13件、経口内視鏡19件でした。
悪性腫瘍の検出1件でした。
今月は当院始まって以来最も多い件数となりました。
悪性腫瘍の一件は、軽度の貧血精査のために胃カメラ検査を行った50歳以上の方でした。
症状は特になく、検査にて早期の食道癌が発見されており、今後は高次医療機関にて治療方針を決定してく予定です。
やはり症状がなくても定期的な胃カメラ検査を行うことが、早期に悪性腫瘍を発見しうる唯一の方法であると再確認致しました。
大腸カメラ
大腸カメラ検査は29件でした。
施行理由は大腸がん検診(便潜血検査)陽性8件、血便2件、大腸ポリープの定期的フォロー4件、下痢5件、便秘1件、貧血2件、潰瘍性大腸炎1件… でした。
大腸ポリープ(腺腫)は13/29 45%で切除しました。
悪性腫瘍の検出が1件、高次医療機関にご紹介した内視鏡治療を必要とする病変が2件でした。
悪性腫瘍の1件は、進行した大腸がんであり、この方もご本人様の自覚症状はなく、病気の説明をするとびっくりされていました。
こちらも高次医療機関にご紹介し、今後の方針を決定して頂く予定です。
やはり、大腸がんに関してはよほど進行しないと症状には現れないため、
『50歳を過ぎたら一度大腸カメラ』を行うことが、大腸がんの予防につながると
再度認識した症例でした。
新型コロナウイルス
2月に入り新型コロナウイルス患者さんは著明に減少し、インフルエンザが増えた印象です。
5類感染症への変更に伴い様々な変更がありそうですが、まだ我々医療機関にも厳密な変更点の知らせはありません。
新型コロナウイルスはインフルエンザよりも感染力が強く、5類感染症になってからも複数回の波が訪れるでしょう。
当院としては、スタッフからコロナ感染を出さぬよう努力する必要があり、世間の興味関心が下がっても、変わらず発熱者においては事前連絡を必要とします。
改めてご理解のほどをよろしくお願い致します。
N-NOSE
3月よりN-NOSEが開始となりました。
最も簡便かつ安価(14800円)ながん検診として注目を集めております。
N-NOSEでがんの高リスクとなった方に、最善の提案ができるよう体制を整えておりますので、ご希望の方はWeb予約又は当院への電話連絡にて予約をお取りください。
03-3844-2072
かわぐち内科・内視鏡クリニック
川口 佑輔