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その他の診療は浅草徒歩1分 かわぐち内科・内視鏡クリニック

診療案内
MEDICAL

その他の診療について

当院では、一般的な内科疾患や消化器・循環器に加え、以下のような専門的な症状や病気にも対応しております。

日常生活で気になる体調の変化があれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。

花粉症の舌下免疫療法

当院では、スギ花粉症に対する舌下免疫療法を実施しています。

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみといったアレルギー症状に毎年悩まされている方にとって、舌下免疫療法は体質改善が期待できる根本的な治療法です。
「毎年の花粉症を根本的に改善したい」「薬を減らしたい」とお考えの方は、一度ご相談ください。

治療の適応や開始時期について丁寧にご案内いたします。

対象となる方(適応)

  • スギ花粉症と診断された方
  • 15歳以上(高校生以上)の方
    ※当院では小児(15歳未満)への治療は行っておりません。

治療の効果

  • 鼻や目の症状が軽くなることが期待されます
  • アレルギー治療薬の使用量が減らせる可能性があります

舌下免疫療法は症状の原因となるアレルゲン(スギ)を少量ずつ体内に取り入れ、体を慣らしていく治療です。
すべての方に効果が出るわけではありませんが、継続することで症状の改善や長期的な効果が期待できます。

舌下免疫療法の治療スケジュール(スギ花粉症)

初回:診察・検査(来院1回目)

まずは診察を行い、スギ花粉症の診断のために採血(特異的IgE抗体検査)を実施します。

約1~2週間後:検査結果の説明と治療開始(来院2回目)

検査結果の説明を行い、スギ花粉症と確定診断された方は、同日より治療を開始します。

治療の流れ

  • 当院でシダキュア(舌下免疫療法薬)の処方箋を発行
  • 院外薬局でお薬を受け取り後、当日中に再度当院へご来院ください
  • 当院内で初回の服用(舌下投与)を実施します
  • 服用後は約30分間、院内で経過観察を行い、問題なければご帰宅となります
  • 初回は1週間分の処方となります
1週間後:副作用の確認と再処方(来院3回目)

副作用の有無を診察で確認し、問題がなければ容量を増やして2週間分のシダキュアを処方します。

2週間後:副作用の確認と継続処方(来院4回目)

さらに副作用の有無を確認し、問題がなければ1か月分のシダキュアを処方いたします。
以後は1か月ごとの通院となります。

以降:約2か月おきの通院(5回目以降)

約2月に1回の通院で経過を確認しながら、継続的にシダキュアを処方いたします。
治療は3〜5年の継続が推奨されています。

舌下免疫療法を受ける方への注意事項

  • ごくまれにアナフィラキシー(重度のアレルギー反応)が起こる可能性があります
    ⇒緊急時は永寿総合病院救急科と連携し、迅速に対応いたします
  • 重度の気管支喘息がある方には、投与ができない場合があります
  • 治療期間は最低3〜5年必要です
  • スギ花粉が飛散している時期(1月〜5月頃)には治療を開始できません
    ⇒治療開始は6月以降をおすすめしています

睡眠時無呼吸症候群の診断と治療

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に呼吸が何度も止まる病気です。
一晩(約7時間)の睡眠中に30回以上の無呼吸がみられる状態と定義されています。
この病気にかかると良質な睡眠が得られず、日中の強い眠気や集中力の低下、作業効率の低下を引き起こすだけでなく、高血圧・心疾患・脳卒中・糖尿病などの生活習慣病を高率に合併し、生命予後にも影響を及ぼすことがわかっています。
日本国内では、睡眠時無呼吸症候群の患者数はおよそ200万人と推定されており、適切な診断と治療により「生活の質(QOL)」を大きく改善することが可能です。

このような症状はありませんか?

  • 日中の強い眠気
  • 十分に寝たはずなのに疲れが取れない
  • 集中力が続かず仕事でミスが増える
  • 夜間のいびきが大きい、または無呼吸を指摘された

睡眠の質が著しく低下するだけでなく、高血圧・心疾患・脳卒中・糖尿病などのリスクも高まるとされており、放置は禁物です。

診断について

睡眠時無呼吸症候群は、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS):肥満などが原因で、睡眠中に気道がふさがって呼吸が止まるタイプ。最も一般的です。
  • 中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS):脳や中枢神経系の障害によって、呼吸の指令が出なくなるタイプ。脳疾患などの背景疾患が関与します。

OSASの診断には、無呼吸・低呼吸指数(AHI)を調べることが重要です。
通常は「終夜ポリソムノグラフィー検査(PSG)」が最も詳細な検査ですが、体制や設備の関係で全例に実施することは困難なため、まずは自宅で行える簡易検査を行い、必要に応じてPSGに進むのが一般的です。

治療について

治療は以下のように分類されます。

1. 生活習慣の改善

  • 減量
  • 睡眠時の体位の工夫(仰向けを避ける)
  • 飲酒や喫煙の制限
  • 精神安定剤の制限

2. 内科的治療(CPAP療法)

CPAP(持続陽圧呼吸療法)は、中等症〜重症のOSASにおける第一選択の治療です。
就寝中にマスクを介して気道に陽圧をかけることで、気道の閉塞を防ぎます。
まさに“空気の添え木”のような役割を果たし、多くの研究により予後の改善効果が証明されています。

3. 外科的治療(専門施設での対応)

  • UPPP(口蓋垂軟口蓋咽頭形成術)
  • 扁桃・アデノイド除去術(特に小児)

4. 歯科的治療

軽症の患者さんや、CPAPの継続が難しい方には、下顎を前方に出すマウスピース(歯科装具)が使用されることもあります。

 

当院での診断と治療の流れ

当院では、CPAP専門業者と連携し、診断から治療まで一貫して対応しています。

1.初診(外来受診)

  • 問診・診察により、睡眠時無呼吸症候群の可能性をチェックします。
  • 該当する症状があれば、簡易検査をご案内します。

2.簡易検査の実施

  • 当院から検査をオーダー後、業者より患者さんへ連絡が入り、日程調整と使い方の説明があります。
  • ご自宅で就寝中に簡易検査を実施していただきます。

3.検査結果の説明

  • 外来にて検査結果をご説明します。
  • AHIの値により、今後の対応が異なります。

 

AHI > 40(重症)
  • 睡眠時無呼吸症候群の診断となります。
  • ご希望があれば、CPAP導入のための書類を作成します。
  • CPAP業者と連携し、導入日程を調整します。

→ 約1か月後に再診し、マスクや圧の設定、使用状況の確認を行います。

 

AHI 20〜40(中等症)
  • 専門機関にてポリソムノグラフィー検査(PSG)をご案内します(入院検査)。
  • PSG実施後、再度当院で結果を説明します。
  • 診断が確定し、ご希望があれば、CPAP導入に必要な書類を作成いたします。

→  約1か月後に再診し、マスクや圧の設定、使用状況の確認を行います。

 

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