新型コロナウイルスのワクチンについて
目次
新型コロナウイルスワクチンの効果
当院ではファイザー社のワクチンを使用するため、ファイザー社ワクチンのデータを中心に記載します。
薬事承認前の海外での発症予防効果を確認するための臨床試験では、ファイザー社ワクチンは約95%の発症予防効果が確認されています。
また他の研究では、重症化予防効果が90%以上と示され、ワクチンの有効性が証明されました。
しかし、一般論として、ウイルスは絶えず変異を繰り返していくもので、小さな変異でワクチンの効果が完全になくなる訳ではありませんが、変位が積み重なると効果は減弱化することが予想されます。
現にデルタ株ではワクチンの発症予防効果は88%に低下しており、オミクロン株ではさらに低下することが予想されます。
オミクロン株に対するワクチンの効果
オミクロン株に対する感染予防効果については、上述したような理由で効果が減弱していますが、それでも効果は示されています。
米国での18歳以上を対象とした研究では
発症予防効果 | 3回目の接種から14~60日後には71.6%、61日以降で47.4%でした。 |
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入院予防効果 (重症化予防効果) |
18~64歳で67.4~75.9%、65歳以上で85.3~86.8%と報告されています。 |
→デルタ株より効果は乏しいものの、一定の効果は望めるということになります。
当院の新型コロナウイルスワクチン接種
5月8日より新型コロナウイルスワクチン投与が開始となります。
今回のワクチン接種の対象は、①65歳以上の方、②64歳以下で基礎疾患のある方 となっております。
前回ワクチン接種から3か月経過すれば今回の接種が可能となります。
ワクチンはファイザーにて準備をしております。
新型コロナウイルスワクチンの予約
電話・並びに来院時に予約を承っております。
- 予約は院長ならびに受付スタッフにて行っております。
- ワクチンには限りがありますので、予約日当日はお忘れのないようにお越しください。
- 当日はまず医師の問診を行い、接種が可能と判断されれば、ワクチンの接種を行います。
- 3回目までと同様、アレルギー反応のチェックのため、最低15分の院内待機が必要となります。
時間には余裕をもってお越し下さい。
お問い合わせをお待ちしております。
ワクチン接種日の流れ
- 可能な限り自宅にて問診覧のご記載を頂く。
- 予約時間に来院頂く
(あまりに早い時間での来院は、受付が対処できません。時間通りの来院をお願い致します。) - 医師の問診を受ける
- ワクチンを接種する
- 15分院内にて待機する
※発熱の副作用は今回も想定されます。
当院では自費にてカロナールの処方を行っておりますので、お気軽にお申し付けください。
オミクロン株ワクチン接種について
今回のワクチンもオミクロン株対応ワクチンとなります。
使用するワクチン
「ファイザー社製新型コロナワクチン(従来 株とオミクロン株(BA.1)の2価ワクチン)」となります。
従来のワクチンとの違い
『オミクロン株対応ワクチンの追加接種には、オミクロン株の成分が含まれるため、従来型のワクチンと比較した場合、オミクロン株に対する重症化予防効果、感染予防効果、発症予防効果それぞれに寄与する明液をより強く誘導します。
そのため、オミクロン株に対して従来型ワクチンを上回る重症化予防効果とともに、持続期間が短い可能性があるものの、感染予防効果や発症予防効果も期待されます。』
厚生労働省より上記通達が来ております。
副作用に関しましては、既存のものとほとんど変わらないと報告されています。
摂取対象者・接種間隔・接種回数
初回接種(1・2回目)を完了した12歳以上の全ての国民が対象となります。
前回接種とオミクロン株対応ワクチンの間隔は、現時点では3か月以上、接種回数は1人1回となる予定です。