2020年11月17日、浅草医学会にて講演の機会を頂きました。まず始めに、講演の機会を与えて下さいました浅草医師会の先生方、並びに共催の第一三共の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

発表の内容としましては、現在私が4月から勤務している永寿総合病院にて導入させて頂きました、超音波内視鏡下穿刺吸引術（EUS-FNA）についてです。

超音波内視鏡（EUS）は膵癌の診断を中心に胆管・膵臓領域の診断、治療に役立つ非常に有用な検査ですが、取り扱うには専門的な知識と技術が必要であり、普及がまだまだ進んでおりません。
私は昨年まで北里大学病院、ならびにその関連病院にて胆管・膵臓領域を専門にして研鑽を積んでまいりました。その技術を少しでも地域の医療に役立てるため、永寿総合病院でも EUS-FNAを導入させて頂きました。
昨今膵癌で亡くなられる著名人が多く、皆さまの中でも非常に注目度の高くなった疾患でもございます。膵癌でも早期に発見出来れば手術で助かる可能性がございます。その様な方を少しでも増やせるよう、浅草医師会の先生方と共に連携を密に取り、患者さんにより良い医療を提供できればと考えております。

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

川口 佑輔