2022年度浅草医学会
2022年10月17日に、2022年度浅草医学会が開催されました。
2020年に永寿総合病院に赴任し、早速発表の機会を頂いた時の事が、つい最近のように思い出されます。
新型コロナウイルスが流行する前までは、会の終了後に懇親会が開催されていたと聞きましたが、現在はもちろん行っておりません。
しかしそれでも、なかなか普段はお目にかかる機会の少ない先生方にお会いする事ができ、貴重なお話を伺う事ができ、大変充実した時間となりました。
当院の状況をお伝えする良い機会でもあり、今後地域のクリニック様と連携し当院としてもさらなる発展に繋げていければと考えております。
さて今年は、各病院、クリニックから3演題、そして講師の先生を招いての『神経障害性疼痛について』が演題となりました。
神経障害性疼痛は、『神経、脊髄、または脳の損傷や機能障害によって起こる痛み』と定義されています。
症状としては『チクチク』『ピリピリ』するような痛みであり、症状が重くなると軽く触れられただけでも痛みを感じる事があります。
代表疾患としては、帯状疱疹後神経痛や糖尿病による末梢神経障害などが挙げられます。
内服薬剤はプレガバリンやミロガバリンなどがあり、効果が乏しければペイン外来による専門的な治療で、効果をします事があるとのお話を伺いました。
クリニックでできる事は限られているかもしれませんが、必要に応じてペイン外来を紹介する事で、少しでも患者様の症状緩和につながる事も分かったので、今後の診療に生かしていければと考えております。
会を主催して下さる浅草医師会 学術担当の先生方、いつも運営を担当して下さる浅草医師会 スタッフの皆様、協賛企業のスタッフの皆様 に感謝を伝え、ブログの結びとさせていただきます。